天才は歩きながら本を読む


ブックオフで全品の本、20%OFFというキャンペーンをやっていた。

店内を歩くと結構な人だ。

本のタイトルだけを読んでいく。

そのなかに
「天才は歩きながら本を読む」というものがあった。

触発された私は何か一冊買って、
いつもの散歩コースを歩いてみようと思い立った。

一冊を選び出し、レジに並ぶ。

前のおじさんがレジに差し出した本のタイトルが
何気に目に入った。

正確なタイトルはウル覚えだが
「魔王」という単語は覚えている。

どうやら究極の魔王がテーマの小説みたいだ。

興味深いのはその本の執筆者が
女性っぽい名前の人だったということだ。

苗字が漢字、二文字。

名前が漢字、三文字。

名前の最後は子だった。

男が書く究極の魔王は、
なんとなく想像できるが、
女性が描く究極の魔王は
どんなものだろう..と興味を誘った。

おじさんがなぜその本を選んだのかが
とても気になった。

今日はとても天気の良い日だった。

暑すぎず、とても天気の良い日だった。

そんななか、なぜ魔王に関する小説を選んだのか?

おじさんのなかではモヤモヤとした見えない黒い蜘蛛の糸が
巣食っているのだろうか?

黒い蜘蛛の糸は晴天の光のなかで
どんな風に輝くのだろうか?

女性が描く想像の魔王を
男が骨と筋肉で己の肉体で具現化した時..

私は買った本を持って、
いつもの散歩コースに行った。

本を両手に歩いてみる。

30歩ぐらい歩いてヤメた。

道の上に大きな石があったからだ。

やっぱり危険だし、
足下を注意しながら歩いたならば、
本の内容も入ってこないだろう。

「天才は歩きながら本を読む」は
タイトルだけ見て中身は見ていない。

きっともっと安全な道でやるんだろう。

室内のウォーキングマシーンとかで
やるのかもしれない。

とにかく歩いてる最中は、
景色や土や根や木や鳥のさいずりなどを
読むのが安全で最も楽しいようだ。

大木をマジマジと視界に収める時、
凄いというか、恐れを感じる。

これだけの大木を支えている根の深さに
恐れを感じる。

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