帰ろうかと腰を上げた。


ふと元プロ野球選手の清原の記憶を思い出したので書いておく。

あれはまだ小学生の頃。

小学4,5年ぐらいの時。

家で父親と母親と親戚の親父さん夫婦が酒を飲んでいた。

私はそのなかに居た。

テレビをプロ野球の試合を見ていた。

西武対どっかのチームだった。

親父と親戚の親父さんは西武の試合を見ながら、
あーだこーだと飲んでいた。

よくある親父同士の家飲みの風景だ。

夜遅くなってきた。

西武はたぶん負けるだろう..
そんな展開だった。

負けることがわかったら、
試合を見ていても仕方がない。

そろそろ、親父さんが帰ろうかと腰を上げた。

その時である!

「出ました!清原ライト前に同点打!」

清原がライト前にきれいに流し打ちをしたのだ。

親父さんが言った。

「ここで流し打ちするから大したもんだ。全く清原って奴は!」

最高の褒め言葉のように聴こえた。

子供でまだ野球もろくに知らなかったが、
清原はとても価値のあることをやったことはわかった。

今、思うと、一打同点のチャンス、9回裏、
プレッシャーで力んでしまいそうな場面だ。

そこで力まずに流れに乗ったような鮮やかな流し打ち。

これぞプロだ!という打席だ。

なぜ、そんな些細な一コマを覚えてるいるのか、
記憶の不思議だ。

きっと親戚の親父さんのその言い方が
妙に印象深かったんだと思う。

野球の奥深さや面白みを教えてくれるような
感動のお手本だったんだと思う。

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