深空人?


海釣りが趣味の話を聞いていた。

ふと魚の気持ちになった.

魚の気持ちになることはできないが、
限りなく私的な思い込みではあるが、
釣られる魚の気持ちになってみた。

もしあなたが魚だとして、
釣られないようになるには
どうするだろう?

私が考えたことは

・どんな糸も切り裂く鋭い歯を進化させる

・どんな竿や腕も折ってしまう大きい魚になる

・触っただけで死んでしまう猛毒を持つ魚になる

・エサを食べない、プランクトンだけを年に2,3回食べる魚になる

こんなことだった。

最後のアイデアが一番好きだ。

食べない魚になる、これが一番釣られない方法じゃなかろうか。

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最近、森のなかを散歩している。

時間は余裕がないので悠長なものではなく、
できるだけ早く歩く。

ゆっくり歩いていると余計に疲れる感じがするから、
できるだけ早く歩く。

急勾配、息が大きくなり、口が開く。

ハーハーいいながら登っていく。

車のギアをパワーモードにいれるように
体のギアをパワーモードにいれる。

坂道の感覚と登りの感覚。

気づいたことは一番きついのは
登りではなくて、登りきったところだ。

登りは登ることに必死なので
アっという間に過ぎてしまう。

登りきったところで強烈なGを感じる。

登りでGの塊になった体が
平らになった道にとまどう。

頂上につく。

小型飛行機が飛んでいた。

ずっと見ていた。

曇り空に重なって見えなくなるまで見ていた。

山を降りる。

下りの連続での体の持ち方、バランスの持ち方を試す、
観察する。

途中にある大木に挨拶をする。

大木の根元に立ち、
大木のてっぺんの先を見る。

少し視界が揺らぐ。

定まるまでてっぺんを見る。

帰りは体が熱い。

トレーナーを脱ぎ、
原付にまたがる。

山を散歩した後って、
体が妙に落ち着いている。

深海魚のように空の底に沈んで
うごめいてる自分の体を感じる。

深空人?



スーパーにいき、食料を買う。

お酒コーナーに立っている
等身大?のイチローの看板を見る。

バランスの持ち方を観察する。



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