色とりどりのなかに


イシダイラという現代で人気、実力のある小説家の本を読んだことがある。

職場で一冊の本を回し読みしようという上司の意図で、
朝、自分のデスクの上にポンと置かれていたのがイシダイラ氏の小説だった。

題名は忘れてしまった。

内容は面白かった。

バカの私でも理解できた。

ここであなたに選択を強いてみよう。

小説家の最後に有力な派閥が2組、
それぞれ集結して、決着つけるシーンがある。

有力な派閥、2組のどちらにあなたは入るだろうか。

片方は全員黒のスーツを着た男たち。

片方は色とりどりのスーツを着た男たち。

2組の派閥は争っている。

どっちが強いのだろうか?

パっと決められるだろうか。

私は決められない。

決められないからこそ、
判断遅れ、物事が上手にいかないことがある。

こういう時に直感でパっと決められたらと思う。

先程スーパーに買い物に行き、
メタリック・パープル・ピンク色の車を見た。

「やっぱり色々あったほうが楽しいよな」とは思う。

ピカソって後年の作品?では鮮やかな色を使う。

老人といってもいい年代の人の感性で
そんな明るい色を響かせる彼のセンス。

私はそんなセンスに憧れる。

普段は黒、青、灰色、白、緑など、
ダークの色が居心地が良いと感じるが、

鮮やかな黄色やピンク、水色などを
感性に落とし込みたいものだ。

ここまで書いて気づいたことは、
全員黒のスーツ VS 全員白のスーツ
ではないんだなということ。

全員白のスーツの集団なんて、
現実的にちょっと有り得ないが。

さらに気づいたことは、
やがて全て宇宙の暗黒に飲まれることを思うと、
有色の色とりどりスーツの集団は
黒のスーツ軍団に飲みこまれる運命にあるのではなかろうか、ということ。

とまー、あなたに選択を強いておいて、
どちらに所属するか、今だに決められない私はズルい男だ。

でもやっぱり、色とりどりスーツ集団かな。

色々あったほうが楽しいから。

色とりどりのなかに、黒もいたっていいじゃないか。


色とりどりのなかに、黒もいたっていいじゃないかと主張するよ。

黒以外認めないならば、黒以外あってもいいじゃないかと主張するよ。


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