ダラン..


楽器を弾いていて、
弾き終わった時、

ふと刀を構えた侍の姿が見えた。

イエモンの悲しきasianboy
「剣をかざして~♪」という歌詞があるけど、
そんな感じだろうか。

バガボンドの武蔵の父親も思い出した。

剣の世界で最強を目指し、世界を限りなく小さくしてしまった男。

ふと見えた刀を構えた侍を感じた瞬間、
首があさっての方向に曲がり、視線は明々後日の方向に飛んだ。

目が合った瞬間、斬られると本能で感じた。

刀を構える男は私の幻影である。

一呼吸を置いて、落ち着いて眺めてみた。

構えが姿勢が凛としていた。

面白半分で刀を構える奴はいないだろう。

ヘラヘラ♪とは反対の凛とした覚醒がそこにはあった。

私がその男をどうこうする気がサラサラ♪ないならば、
その男はただただ刀を構えてるだけだ。

私はその男の全体を視界に収めた、落ち着いて。

その時、私も覚醒した。

彼の凛とした精神に感化した。

とても視界が広がっている。

刀の先が天とつながってるようだ。

クリアーだ。

その男、彼は誰かを斬りたいわけではないみたい..

ただダラン..としたまどろみよりかは、
凛とした覚醒を伝えたいだけなのかもしれない

ダラン..としたまどろみは、
死んだら幾らでもできる。

ダラン..としたまどろみは、
夜、布団に包まれながらいくらでもできる。

今は作業の時、起きていなくてはいけない時間だ!

凛とした覚醒の時間だ!

そんな思考の後、やっぱり私は日本人だな..と感じた。

刀を握った自分と、ピストルを握った自分。

ピストルを握った覚醒の魅力はいまいちわからない。

刀で人を斬ることはまるで理解できないが、
刀のもたらす凛とした覚醒は理解できる。

刀とは人を斬るためでなく、
まどろっこしいまどろみを裁く道具なのかもしれない。


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